三平方の定理を使って…
問題(中学生が高校入試でやらされるような問題)
(1)座標平面上の2点、A(-3, 2)とB(3, 10)の距離は?
(2)一辺が2cmの立方体の対角線の長さは?
問題解説(その1)
極めて悪質な社会の入口が此処になる。正確には、この国の場合は、「社会」とは、謂わず、『世間』になる。
このような、以下に述べる様なシステムは今後も続く…
「中学生の皆さんへ…問題の意味が理解できて、答えが求められたとしても…その高校の合格は保障されない。
通常は、問題の意味が理解できて…先ず、評価され、その次に、答えを得るまでのプロセスに応じて評価され、最後に
正確な答えが求められたで、評価される。だけど、そのような評価システムはこの国には存在しない。現実は、
その高校への合格の保障を得たいのなら、30秒で、この(1)、(2)の正確な答えを出しなさい。
となる。これが、現実になる。
30秒というのは、僕の表現になる。極端かも知れないが、学校に依っては、もっと短い秒数もありうるのだろう。
そもそも、科目ごとに試験時間が決まっているという事は、そういう事なのだから。
「…えっつ!?…だって、そういう社会でしょ!!!」
と思って、事に当たれるのは(高校入試に臨めるのは)、僕からすると、もう一つの才能になる。
引き続き、そのように、事に当たって欲しい。
『やらされるような問題』と描いたのは、以上のような意味になる。
ちなみに、30秒で出来なくても、全く気にする必要は無い。
参考までに、僕は、5分位掛けて、意識をまとめたのだから。
問題解説(その2)
5分位掛けてまとめたもの。
(答え、並びに、考え方を確認したい人は参考にして下さい。)
問題(先の問題の続き)
さて…だけども、此処では、僕が「数学の問題」を出題している。先の設問に続いて、もう一つ以下の設問が在る。
(3)『三平方の定理』を使って、何が観えるのか…? あるいは、『三平方の定理』を用いて何が創れるのか…?
どれぐらい時間を掛けるかは、あなたが決めて下さい。
尚、僕なりの上記(3)の解答(回答!?)も、あるには、あるが、それを今回、僕が此処で明示することは有りません。
(機会が在ったら、そのときに、上記(3)の解答(回答!?)に相当する物を描くかもしれませんが)
あとがき!?
一緒になって、稽古をして来た、そして、今も一緒に稽古を続けている子達がいる。
ああ…柔道の稽古だけれど。彼らも、ちゃんと高校生に成った。
彼らが、まだ、中学生だった時に、数学の質問を、何度か受けた事がある。まあ…僕なりの解答(回答!?)をする。
その後に…
「数学も、入試のための必須科目かも知れないけれど…他の勉強もしないとな…」
「ちゃんと、英語とか、国語とか、…他の科目も勉強してますよ!」
「違う!違う!!」
「はっつ!?」
「我が国の強制必須科目です。」
「はっつ!!?」
「『忖度』、『公文書改ざん』、『答弁拒否』、…」
彼らは、皆、腹を抱えて笑っていた。一応、念のために、数十年後の未来のために釘をさす。
「念のために言っておくけど、本当に、他の勉強をするなよ!」
「やりませんよ!!!」
そう言って、また笑う。
子供達の方が健全なのだろうか…確かに、健全な精神を見届けてホッとはする。
大人のあなたへ、今回のお話の、もう一つの現実を述べた。
彼らのように、また、あなたのように、
僕は大人になれそうにないが…
takumaroは今日も往く!