曰く…『(自身の)心が世界をつくっている…』と言われたところで…
美しい景色だと思うか…あるいは、荒涼たる景色だと思うか…
確かに、景色を『観る』人の心の在りようが全てだが…
(今回のお話は、数学のお話ではありません。)
『四苦八苦』の意味とは…
参照参考
1、新明解国語辞典(第6版)p613
2、お経と仏像でわかる仏教入門 釈 徹宗(しゃく てっしゅう)監修 宝島社新書(2020)p14--p15
『四苦』とは、『生』、『老』、『病』、『死』の4つの事になる。更に、具体的描けば
『生きること』、『老いること』、『病になること』、そして、『死ぬこと』
『八苦』とは、以上の『四苦』に、さらに、以下の4つの(4タイプ)の苦が加わる事を言う。
別れ:『愛する』ものと別れること:(愛別離苦)
出会い:『憎む』ものと出会うこと(怨憎会苦)
手に出来ない:『欲しい』もの、『求める』ものが、手に出来ないこと(求不得苦)
働かない:『思うように』心と身体が働かないこと(五蘊盛苦)
成程…後の四苦は、心の働きで何とかなりそうだが…
『四苦』を見せられて…
『生きること』、『老いること』、『病になること』、『死ぬこと』…
残念ながら、これらは誰もが経験をする事になるものになる。問題は…
自分に対して起きている事なのか、あるいは、他人に対して起きている事なのか…
多分、『自他共栄』のヒントが其処に在る
時に、生半可でない言葉の重さを感じる事がある。得てして、他人を返して、その事を知るときが僕の場合はそうだ。
『生』、『老』、『病』、『死』の4つ
をつい先日、他人を返して観る事になった。他人というよりは、身内の…なのだが…正直言に言えば、僕の人生の中で、
1番長い付き合いのあるその人の、その姿は観たくはなかった。その姿は、余りにも僕にとって意外だった。その人が、
この、
『生』、『老』、『病』、『死』の4つ
に晒されても、何事もないような、いつもの悪態を晒しつつ、僕の顔を見ながら、いつもの根性の悪さ、性格の悪さを
魅せつけつつ
「どうした…?浮かない顔をして…?」
とニコニコしながら僕にいつものような応対をすると思っていたのだが、実際には、そうではなかった。
ちなみに、その人は、今は、普通に!?元の状態!?に戻ってはいるが…多分、この、
『生』、『老』、『病』、『死』の4つ
に関わる事に、お互いに触れる事になると、物凄い大喧嘩になる。実は…先週も、よりによって金曜日に
この大喧嘩をその人としてしまった。まあ…結果としては、
『生』、
という物を感じたし、また、友人の1人に愚痴をこぼしたら…この友人は
「お前と、それだけ、大喧嘩出来るのなら、十分元気じゃん!」
と言って、笑っていた。確かに、
「(…それもそうか…)」
と思う。
『言葉』の意味は、以下に挙げた、参考参照文献で確認を…
元々、趣味で仏教を独学で色々と学んでいる事もある。それから、近々で、上記に描いたような事が自分の
身の回りで起きている事もある。そもそも、読書家!?である事も在る。僕の部屋に、本の居場所はもう殆どないのだが…
また、その居場所がない部屋に1冊の本を連れ込んでしまう。
参照参考文献:『時給300円の死神』 著 藤まる 双葉文庫 2017.12.17
(僕の部屋に連れ込まれた1冊は、39刷目の、2020.05.11のもの)
『死者』たちと『死神』たちが、繰り広げるコメディの中で、観ている僕らは
現実と向き合う事を求められる。
生きることとは?
幸せとは?
与えられた
『ロスタイム』
の中で、僕らは、どう立ち居振る舞えばいいのか?
此処までが、本を読んだ僕の感想…これを受けて…僕の場合は…
現実と虚構の狭間の世界で、なんとか、自身でその整合性を取り続ける。舵を取るとは、そういう事だ。
整合性とは、夢の実現、目標の達成、理想を掲げ、其処へ邁進する。
まあ…確かに…言うは易く行うは難し…
それでも尚…
takumaroは今日も往く!
追記…
「…これを受けて…僕の場合は…」
と断わって、僕は
現実と虚構の狭間の世界で、なんとか、自身でその整合性を取り続ける。舵を取るとは、そういう事だ。
整合性とは、夢の実現、目標の達成、理想を掲げ、其処へ邁進する。
と描いた。しかし…誰もが…
現実と虚構の狭間の世界にいるとは限らないし、何よりも、『虚構』という言葉の説明も必要なのかもしれないのだが…