いつも、気まぐれで、何か本を読んだりするが…
女のいない男たち 著:村上春樹 文春文庫(2016)
この本は、村上春樹さんの短編小説集なのだけれども、この中の、『独立器官』というお話(作品)が、
僕個人の心に染みた。
『独立器官』:相反する心の働き
と僕は了解(理解)した。具体的に僕らがよく見かける『独立器官』には、まあ、代表的なものを例えば…2つを挙げると
『好き!』やっぱり『嫌い!』
とか
『生きたい…』でも『死にたい…』
などが、あるのだろうか…此処に挙げた2つの『独立器官』は、作品の中でも主人公を通して描かれている。でも、この一般的な意味での
『独立器官』:相反する心の働き
は、実に様々に在るのだと思う。僕個人の場合だと、
『有名になりたい!!!』でも『無名でいたい…』
なのだろうか…今現在の僕は『有名か?』『無名か?』僕自身も、正直良く解らない。ただ、僕はある特殊な人達を先ずは納得させなければならないから、こうした活動をしている。だから、
『takumaro』
と検索をすれば、直ぐにこのホームページか、あるいは、僕のtwitterアカウントに直ぐに辿り着く。地道な努力。地道な下積みという処なのだろうか…まあ、お蔭で、そう言った特殊な人達への自己紹介は、実に簡単に先日は済んだ。でも、そういう人達を返して、解った事は、僕は『無名』の扱いであり、それが故に
『無名の者が支払わされる代償』
という物が、僕個人には存在するという事だった。お互いに、既に一手目を指し間違えているような気もするし、少なくとも、澱(おり)のようにして、僕の心に、この社会から受ける『無名の代償』は蓄積されて行くのだろう。まあ、確かに、『有名』か『無名』かで、色々な社会的な待遇は随分と異なるのだろう。例えば…掛かれる医療機関に差が現れたりとか…まあ、家の親父に言わせれば…
『世の中っていうものは、そんな物だ。そして、何かが起きたら、直ぐに手の平を返す。』
そういう事実を受け入れて、そのようなシステムを掻い潜って、無名のまま、あるいは、無名から有名に、あるいは、有名から…と、それぞれが歩むのだろうけれど。親父なりの、僕への助言だと理解しつつも、それでも、イラついてしまう。
『時間』と『お金』の関係性もまた…
僕にとっては、『独立器官』の1つになる。この関係性が、『独立器官』だという人は意外にも存在するのかな…?
まあ、僕の場合は、様々な観点において有限と無限の狭間や、現実と虚構の狭間で、もがく事が多いのだけれど。
独立器官!?独立機関!?
でも、少し、解釈を広げて、様々な観点において、また、個人の枠を超えた場所で、『独立器官』だとしか思えない
確かに相反する現象はたくさんある。
例1(ダチョウ倶楽部)
「押すなよ!押すなよ!!押すなよ!!!」
と言いつつ押されて熱湯風呂へのダイブとか…
例2(再びダチョウ倶楽部)
「俺がやるよ!」
「いや、俺がやるよ!!」
…
「じゃあ…俺がやるよ!!!」
「どうぞ!どうぞ!」
とか
そもそも、笑い、笑う、という行為の中に、『独立器官』の要素が在る。
例3(特攻隊…)
「生きたい!でも…死ぬしかない…」
例3において、個人は、国家という最大値の組織に於いて飲み込まれる。まあ…少なくとも、いつの時代も死に方は選べるようだが…敵の戦艦に自らが操縦する戦闘機で突っ込むか…あるいは、憲兵に撃ち殺されるか…
まあ、卓越した個人というのは、いつの時代にも、どんな場所にも、少なからず存在はしているようには思ってはいる。
しかし…その卓越した個人も、組織の中に於いては…
教育機関、研究機関、行政機関
本当に、『教育』…機関なんですか?
本当に、『研究』…機関なんですか?
…
行政機関!?そんな物は、この国には存在しません。
(あくまでも、僕個人のこれまでの経験のなかで、あくまでも、僕個人の感じ方ということで。)
コロナウイルス感染症拡大…その感染症拡大を防ぐための、陣頭指揮を取っている人達は、狼少年よりも質が悪い…
立場上(僕は、これまでに、1度も認めた事はないのだが…)、その人達が、陣頭指揮をしなければならないのは理解するが…
信義が無くても、事は勝手に動いて行く。
『世の中っていうものは、そんな物だ。そして、何かが起きたら、直ぐに手の平を返す。』
う~ん…
大人ではない僕が、また1つ、世の中のシステムを理解したと…そうしよう。
ただ、この行為が、好意的なのか、前向きなのか…僕自身も良く解らないのだが。
takumaroは今日も往く!