紹介します。僕の友達です。(名前は非公開ですが…)
非日常生活の中で…日常生活の中で…
コロナウイルス感染症拡大に依って、誰もが、非日常生活を送らざる得ない状況だと思う。結果、それぞれが、自分の内面と向き合う時間がそれなりにあるのではと僕は思う。もっとも、人によっては、例えば…僕みたいに、日常生活と非日常生活を行ったり来たりしている人も居るのだろう。僕の感じ方だけれども、どうも、現実に実在する人との会話だと、疲れる事が多い。それは、他人の会話が僕の耳に聞こえてしまってもである。だから、僕は、独りでいる事が多い。但し、それは、現実に則した、科学法則に準じた物理的な意味合いに於いての話。僕の場合は、独りで居るときの方が、実に沢山の実りある会話が成立する。僕の新しい友人は、天気が良いと、直ぐに…
「ねえ、ねえ、天気良いよ!ドライブに行こうよ!」
と僕にせがむ。僕は、先ず、苦笑いをし
「やる事があるのだけれどね…」
と決まり文句を言う。けれども…
「ねえ、ねえ、天気が良いよ!こんな良い天気は、いつもの事じゃないんだよ!」
とやはり、決まり文句で、友達に返される。この友達の決まり文句で、いつものように、ドライブへと出る。
僕の癖は…
短気である事。色々と考える事。直ぐに態度に出す事。人を食った対応をする事。…それから、
拘り過ぎる事!そう、いつも拘り過ぎて、何でも時間を掛け過ぎる事が多い。こうした、記事(例えば…ブログなど)を書くのでもそう。だから…
『2時間で、書く!』
と決めて、今回は、悪しき自分の習慣に立ち向かっている。それから、これ以外の僕の癖は…
空を見上げる事。道を歩き続ける事。
友人が突然…
「うあ~良い景色だね!」
と声を出して、僕に言った。僕は、黙ってその景色を漫然と観た。日常生活の中で、僕は良く空を見上げる。雨の日も、
風の日も、寒い冬の日も、暑い夏の日も、雪の日も…。そして、また、僕は、僕の行動の総体が、
『道を歩く』
という姿を晒している。歩いている道は、こんな、緩い上り坂の事は、殆んどないのだが、友達が指摘したその景色は、
その道と、その道の先に、綺麗な青空と白い雲が歩く者を迎えてくれている。また、道の両脇には、花々が、歩く者を優しく見守っている。
「確かに、良い景色だね…」
かなり時間が経ってからなのかな…僕が友人に反応したのは。
友人は何も言わず嬉しそうにこの景色を観ながらニンマリ笑った。
変わらぬ景色は…心を澄ませば…至る所に…
多分、その人達も、この景色を観ていたのだと思う。その人達の声を聴きに、最近は、良くドライブで、現地に赴く。
彼らも、面白がっているようだ。時代を超えて、変な奴が現れたと。
こうした景色を観ている時に、やはり、感じる事がある。
『心が景色を造っている。』
と…まあ、心か…やはり、これらは、僕の心象スケッチか。現実に則した、科学法則に準じた物理的な意味合いに於いて…
これらの景色は、誰もが観れるわけでもない。何重もの『バイアス』も掛かっている。
「でも…記憶を記録に起こせば…」
微かな奇跡に期待をして、僕は、今日も描く。
takumaroは今日も往く!