『つぶやき』の隙間を埋める事!

行間…とは、どれぐらいの『間』の事なのかというのかというと…

 

 

最近、このような形で、立て続けに、

何度か呟いた。つまり、其処には、

相応の出来事が在った訳で…


『道』を歩いていると、確かに凄い人が、存在(いる)わけで…

この夏休みは、本当にのんびりと自分の事をやらさせてもらった。そして、8月の後半から、再び、自分のペースで

『柔道』

が出来ると思っていたのだが…

 

「団体戦のメンバーに入っているから!」

「えっつ…人が足りないんですか?」

基本的に、痛い事は嫌である。怪我や、さらには、大怪我をする事は、もっと嫌な事である。そして、多分に、これらの

出来事を再現させる『試合』も…僕にとっては嫌な事である。

「とか言って、あんた『試合』…出場し続けているでしょ…」

僕が、『試合』に出るのは、其処に『利』があるからで、まあ、具体的には、試合に勝つか、引き分けで、

昇段審査に必要な得点が獲られるから、出場している訳で…

 

年に数回、師匠の(たくさんの師匠達の中の1人の…)一言で、所謂『試合』をする事がある。

「(…え~…『試合』やりたくないんですけれど…)」

試合中にも関わらず、露骨に顔に出ている事さえある。そして、そのような『試合』は勝っても負けても、どちらにしても後味が悪い。だいたい、以上のような事を、僕の天敵『ちゃらんぽらんY氏』に言ったら…

 

「そもそも、普段の稽古の成果を…あるいは、普段の稽古が、順調に進んでいるのか、の確認のために『試合』をするんじゃないんですか?」

正論である。あまりにも、正論過ぎる。これを天敵『ちゃらんぽらんY氏』に僕は言われているのである。

普通に心の声も駄々漏れになる。

「なんか…悔しいな…」

この僕の反応をみて、さらに『ちゃらんぽらんY氏』は、ニンマリとした満面の笑みを見せつつ人差し指で僕を指す。

「(まだまだ、『稽古不足』ですね!!!)」

Y氏の心の声がそのまま、聴こえて来る。なんか、悔しい。

 

なんだかんだで、団体戦のメンバーから、外れようと画策したが、やはり、無駄であった。とにかく、『試合』に

出る事になった。いつものようにマイペースで、稽古を積むつもりでいたら…

「また、稽古をサボっている!」

と、ちゃらんぽらんY氏に立ち技の乱取りの合間にツッコミを受け、続けて

「やりますよ!」

と宣言をされてしまった。Yさんが、僕に当りに来た。ただ、何故か、こういう時の僕は

「分かりました!」

とか言って、ちゃらんぽらんY氏に笑みを返す。

 

この『ちゃらんぽらんY氏』…事実上の道場主である。此処では、一番強い!

この日の、この『ちゃらんぽらんY氏』との乱取り…そもそもの実力差があるのは、こちらは百も承知している。

で、乱取りが始まると…僕は、適度にボコボコにされる。すると、僕の悪い癖で

『ムキ』

になって『乱取り』に於いて掛かっていく。『試合』でもないのに。

この日、この時、ちゃらんぽらんY氏に、僕は、ちゃらんぽらんY氏が、僕の技として

見た事の無い技を仕掛けるために、本気で、変則的な組み手に行った。そして、僕が技を仕掛けようとした瞬間に…

『ドン!!!』

本当に、僕が、走った勢いでそのまま壁にぶつかったような衝撃だった。変則的な、僕の組み手は、ちゃらんぽらんY氏の

体幹だけで、外された。いや、組み手を外されただけでなく…僕はぶっ飛ばされていた。

『本気で…』

だったので、試合では無かったのだが、慌てて寝技の防禦姿勢の亀になる。ふっと気付き…Y氏の方を見たら…

満面の笑みを見せつつ

「(来い!来い!!)」

手のジェスチャー付きである。

 

再び、乱取りが始まる。Y氏は、敢えて下がる。組み手で、後れを取る事の無いように、僕は間合いを詰めていく。

次の瞬間…

 

試合でもないのに、僕は、痛い刺激と、しっかりと、怪我までしてしまった。

「(痛っつつつ…やっべ~立てないんですけれど…また、やっちまった…)」

しばらく、立てずに蹲っていたら…

「そういう…『冗談』は止めて下さい!立てるでしょ!!」

と言われてしまった。なんか…僕は、本当に悪い事もしてしまった。だから、先ず、謝った。

「ごめんなさい!…本気で(マジで)立てないです…」

「えっ…嘘…本当…」

この時の間…参ったな。そして…Y氏に言わさせてしまった。

「スイマセン…」

僕は、本当に悪い事をしてしまった。

「(稽古中…でも)そういうの無しです。…よくあることです。…気にしないで下さい。」

 

幸い、大怪我ではなかったようだ。というか…

満身創痍なのは、今に始まった事でもない。それに、まさしく

『怪我の功名』

か…

 

Y氏との立ち技の乱取りの2回のコンタクトで…

『身体も…パワーも…スピードも、そして、技も…』

Y氏には、追い付いていない。

「どうすれば、少しは、追い付けるのだろう…」

いつものような

『精神統一』

が僕の中で始まっていた。

 

takumaroは今日も往く!

追記

簡単に、事の顛末を、団体戦のメンバーに僕を引っ張り出した師匠の1人に報告したら…やはり、ニコニコの笑みを僕に見せながら

「稽古不足だな!死ぬ気で稽古を積め!!!」

と僕は、師匠から申し渡された。

『道』を歩いていると、確かに凄い人達が…存在(いる)。

 

一隅を照らす光だけれども…熱すぎるのもな…

僕も、他人の事は言えないけれども…

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