「今日も天気が良いな…」
僕にとっての、変わらぬ景色が在る。
「…あの人たちは、一体…何を考えているの…」
僕にとっての、変わらぬ景色が在る。
…
昨日(2017.01.22)もいつものように、柔道の稽古、形の稽古に行ってきた。
今、僕は諸事情により『固の形』を新たに勉強している。
僕にとっての新の形の勉強が始まると、当初は…
「ぐわっつ!!!」
とか、
「うわって!!!」
とか、
「あっつつつ!!!」
等々といった『奇声』が道場内に木霊する。すると、昨日の場合は
取りの若い子が
「あっつ!すいません。大丈夫ですか?」
これに対して
「うっふ…大丈夫…」
と僕が答える。解らない人のために、柔道の『固の形』…
技は全部で15本…そのうち
5本が絞め技、5本が関節技…
僕が『奇声』を道場内に木霊させるポイントは実にたくさんある。そして、
僕のこんな様を観て、先生達は笑う。
「takumaroさんは、…やっぱり、良いキャラクターだよな~」
しみじみと、先生の一人であるレスラーO先生が独り言のように呟く。そんな、
僕にとっての、変わらぬ景色が在る。
…
いつも色々な、事をしていて、収拾がつかなる事が多い。
そして、その色々な事がどんどん溜まってくる。そんな時、いつも僕の中で
「やばいですよ!!やばいですよ!!!」
すると、あいつが
「どうするの!どうするの!!」
と笑いながら僕の事を煽り、そして
ニタニタ笑いながら、準備体操をしながら、時折、僕の方を見て
にんまり笑う小人君がいる。
僕にとっての、変わらぬ景色が在る。
…
そして、あれだけ溜まっていたものが、堰を切ったかのように、ここから無くなり、
ある日、突然、人々の前に『物語』として現れる。
僕にとっての、変わらぬ景色が在る。
…
僕にとっての、変わらぬ景色が在る。そんな景色を観つつ
「サボらない程度に、のんびりやっていきますよ!」
すると、あいつが
「のんびり…」
あいつが、小人君に何か指示を出す。小人君は、仕事が出来て嬉しそうに笑い
自然本体で僕にニタニタ笑いながら近づいてくる。
「うわわわっつ…ちゃんとやります。必死の中でやります。!!!」
すると、あいつが親指を立て、小人君も親指を立て、僕もつられて親指を立てて、そして
皆して笑う。
僕にとっての、変わらぬ景色が在る。
…
そんな、景色を観つつ、僕は今日も往く。僕らは今日も往く。稽古はこれからも続く。
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